『内向型人間のすごい力』を読んで自分の性格を見つめ直しました

内向型。
これは私の性格を表すのにぴったりの言葉だと思います。
でも内向的な人と言うと、どうしてもネガティブな印象を持たれがち。
私自身、このところ「ありのままで生きていこう」みたいなことをいろんなところで言っているのですが、それでも本当に自分はこれでいいのだろうかと悩むことは時々あるんですよねー。

そんな私に内向的な人の強みをたっぷりと教えてくれたのが、スーザン・ケインさんの著書『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』です。
これを読んで感じたことなど、2回に分けてここに記録しておこうと思います。
内向的な方もそうでない方も、よかったら参考にしてみてください。

内向型・外向型ってどんな性格?

内向型、外向型。この言葉、ご存じですか?
私は一応知っていましたが、フワッとしたイメージしか持っていなかったんですよね。
内向型は「物静か」、外向型は「社交的」みたいな。
だからこの本に書かれていたことは新鮮でした。

内向型は、自分の思考や感情に心惹かれる人。
外向型は、外部の人々や活動に心惹かれる人。
この2つのタイプにはいろいろ違いがあるようです。

まず外部からの刺激について。
内向型の人は低刺激(家で読書するとか、少人数の友人たちと過ごすとか)、外向型の人は高刺激(初対面の人と会うとか、急斜面でスキーを楽しむとか)を好むのだそう。

行動の仕方も違います。
内向型はゆっくり。
1つのことにじっくりエネルギーを注いで、慎重に考えます。
一度にいくつものことをこなすのは苦手。
一方外向型は、素早く行動します。
一度に複数のことをこなすのも平気です。

内向型と外向型、どちらが優れているということはもちろんありません。
どちらにも強みがあります。
その強みを活かすことが重要なんですよね。

私は内向型のようです

実は私、大学を選ぶとき、もともとは心理学を勉強したいと思っていたんです。
心理学関係の本を読んで興味を持ったというのもあるけど、それ以上に、自分の性格について研究したかったんですよね。
常々感じていたんです。自分って相当変だなと。
それで、自分はどうしてこうなのか、解明しようと真剣に考えていたわけです。
心理学の研究というのは全盲の私にはハードルが高いようだったので結局別の道に進みましたが、自分の性格についてはこれまでずっと気になっていました。
(心理学の実験って、全盲の私のためにやり方を変えるみたいなことは不可能だから、参加できない部分もあるらしいんですよねー)。

この本を読んで、ようやくわかったような気がするんです。
「私、内向型だったんだ!」って。

大人数ではなく、1対1でじっくり話したい。
1人でいる時間が好き。
共同作業よりも、単独での作業のほうが力を発揮できる気がする。
とにかく考え事が好き。
(時々何考えてるかわからないって言われます(^^;)
話すときには、まず頭の中で内容を考えてから声に出す。
話すよりも書くほうが自分を表現しやすい。
こういう私の性質って、内向型の性質だったんですね。
どうも私、いつもいろんなことに時間がかかって。「なんか、反応がワンテンポ遅いよね」とか言われるんですが。
私を悩ませていたそういうところも、内向型の特徴だったんですね。

で、大切なのはこの性格とどう付き合っていくかです。
克服するか、そのまま受け入れて活かすのか。それを決めるのは自分自身。
私はやっぱり、「活かす」ことを選択したい。
自分にできることを、できる方法でやっていきたいと思っているところです。
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