本屋大賞「超発掘本!」、土屋賢二さん『無理難題が多すぎる』感想

最近読書の時間を多く取っています。
ということで、今回も本を読んで感じたことを書きます。

2020年本屋大賞の発掘部門で「超発掘本!」に選ばれた、土屋賢二さんの『無理難題が多すぎる』を読みましたよ。
週刊文春の連載エッセイをまとめたものだそうです。

いっぱい笑いました

土屋先生は、哲学者とは思えない哲学者さん。
土屋先生の本は初めてでしたが、ものすごく楽しめました。
若干無気力なときに読んだのですが、そういうときにちょうどいい本なのではないかと思います。クスッと笑えるところがたくさん。

岡山出身の方のようですね。親近感わくなあ。
突然岡山弁が登場したところはヒットだった。
岡山弁が出てくるとそれだけでも相当笑えるというのは岡山人の習性なんでしょうか。

パーキンソンの法則

この本の中で、「パーキンソンの法則」という言葉に出会いました。
パーキンソンの法則というのは、「人はあればあるだけ時間を使ってしまう傾向がある」というもの。
仕事のために使える時間が1時間あるとしたら、30分で終わる仕事でも1時間かけてやってしまう、ということです。
これを知って、私は衝撃を受けました。
というのも、ついこの間、自分の行動を振り返ってそのことを自覚したばかりだったから!

ある仕事をするのに1週間かけていいとしたら、私の場合とうなるかというと…
まずはとにかくダラダラ過ごします。
作業を進めようとパソコンに向かうものの、すぐに中断。
たまには気分転換も必要だからと音楽聞きながらボーっとしたり、こういうときは糖分を補給しなければいけないからとチョコレートをつまんだり、仕事のヒントになるかもしれないからとネットサーフィンして結局関係ないサイトを見て遊んだり……。
5日目くらいになってやっと本気を出します。そしてなんとか1週間以内に終わらせるわけですね。

かけられる時間が3日しかなければ、もっと早く本気を出して3日で終わらせていたかもしれないのに…。
1週間時間があるなら最初の3日ぐらいで仕事を終わらせて、あとは心置きなくのんびり過ごすとかすればいいのに…。
なんでいつも時間を費やせるだけ費やしてしまうのか、自分にあきれていたところだったんですよねー。
そういうことに「パーキンソンの法則」という名前があったとは。

ちなみにこれ、お金に関しても言えるようです。
人はあればあるだけお金を使ってしまう…。
うーん、やっぱりそういうものなのかなあ。
時間もお金も、あるからといって無駄な使い方はしたくないですよねー。

なんてことを考えつつ、今日も思いきり時間をかけてブログを書いている私。
ブログ書くのにはいくらでも時間かけていいと思って(^^;

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