温かい気持ちになれる、東野圭吾さん『クスノキの番人』感想

ゴールデンウィーク、始まってますね。
皆さんはどんなふうに過ごされますか?

私は、お出かけしたい、そろそろ実家に帰りたい、なんて思うところだけど…
残念ながらそれはできない。
今はとにかくステイホームするしかないですね。
じゃあお家で何するか。私はやっぱり読書だ。
ということで、読書感想書きます。

本の感想

今回読んだのは、東野圭吾さんの『樟の番人』。
次は何を読もうかなとネット上をさまよっているときに見つけて、気になった本です。
ミステリー作家として有名な東野圭吾さん。私もいくつか読みましたがどれも面白かったので、今回もワクワクしながら手に取りましたよ。

ボイスオブデイジーというアプリを使って、テキストデイジー(テキストデータと画像で構成されていて、合成音声で読み上げることができる図書)で読みました。
このアプリでテキストデイジーは初めてだったのですが、結構読みやすいですね。

主人公の玲斗が、伯母の千舟から突然命じられたこと。それはクスノキの番人になることでした。
不思議な力を持っているクスノキ。その木に祈ると願いが叶うといわれ、多くの人が祈念に訪れます。
祈念とはいったいどういうものなのか。クスノキにはどんな力があるのか。最初は何も知らされていない状態で番人の仕事を始めた玲斗でしたが、記念にやってくる人々との触れ合いを通して成長していきます。

殺人事件が起きるというようなことはなく、ミステリー要素は少なめですが、クスノキの謎が気になってどんどん読み進めてしまいました。

もしこんなクスノキが本当に存在するとしたら、私はどうするだろう。
祈念してみたいような、したくないような…。
興味はあるけどちょっと怖いな。
でもその不思議な力を借りたいと思うことはあるのかもしれないな。
というのが私の印象です。

クスノキに関わる人々はいろんな事情を抱えていたけれど、みんなすてきでした。
例えば玲斗の伯母の千舟さん。厳しい人で、私の苦手なタイプかなあなんて思いながら読んでいたのですが、実はすごく思いやりに満ちた人なんですよねー。

人と人とのつながり。人が人を思う気持ち。
その温かさが感じられて、ほっこりする物語。読後感が心地よい作品でした。
今のような時期に読むにはちょうどいいかなと思います。読みやすいし、おすすめです。
やっぱり多くの人が言われているように、東野さん作品はハズレなしですね!
映画になったら見てみたい。
クスノキの番人(Amazon)

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