小説を書き始めてぶつかった二つの壁

突然ですが、言い訳します。
しばらくブログなどあまり更新できてなかった言い訳。

私、幾つものことを同時にこなすという器用なことができないようです。
このところ、まあいろいろやっていたのですが、主に小説執筆に挑戦していまして。それに力を入れていたんです。
5ヶ月ほど前、急に書きたくなっちゃったんですよね。それで新人賞応募を目指して頑張ってきました。
そうして今思うこと。一言で言えば、小説って難しい!

ということで今回は、小説を書き始めてぶつかった壁について記事にします。前回に続いて個人的な記録です。

なんで急に書きたくなったのか

子どもの頃、小説を書くのが好きだった時期があります。
もちろん下手な小説でしたが、作家気分で書いて友人たちに披露したりしていたんですよね。何か思い出すと恥ずかしくてワーッとなりそうですが。。。
でもそのうち「才能ないな」と気づき、書かなくなりました。書けなくなったと言ったほうがいいでしょうか。だから最近になって「小説書いたら?」というご意見は何人かからいただいたものの、「いやー、無理ですわー」としか言えなかったんです。

そんなとき、私のアイデアの扉をノックしてくれるものに出合いました。
小説家になって億を稼ごうという、松岡圭祐さんの何とも衝撃的なタイトルの本です。
億を稼ぎたかったわけではないけれど読んでみたら、億を稼ぎたくなったわけではないけれど頭が小説モードに切り替わった。
これは不思議でした。「私、書けるかも」という気持ちが芽生えたんですよね。
あ、ちなみに「下手な小説モード」ですよ。言うまでもないですが。松岡さんのように書けるわけは当然ないですが。

それから本格的に創作に取り組み始め、せっかくだから新人賞にも応募したいと考えるようになりました。
何度も言うようですが、下手な小説。でもそれまで「書けない」とあきらめていたものが、「書けるかも」に変わった。少なくとも形にはなるような気がしたんです。形には。
とりあえず形にして、うまくいかないかもしれないけどやれるだけやってみよう。そう思って作業を進めました。

書き始めてぶつかった壁

視覚的な情景描写の壁

「書けるかも」とは思ったものの、実際にやってみると壁にぶつかるものです。
まず悩んだのが情景描写。景色とか、人の身なりや表情とか、私にはうまく表現できない。
思い切り調べて考えれば何とかなるのかもしれないけれど、あまり気が進まなかったんですよね。実感のないものを無理やり書こうとしてもリアルなものは生まれないような気がして。

とは言ってもそういう表現が全くないとつまらないかもしれない。
うーん、困った。どうしたものか。
YouTubeの視聴者さんに相談したりしながら、あれこれ考えました。

そうして出した答え。
見た目に関する表現は、入れない。
その代わりほかの感覚で受け取れるものをたくさん伝えることにしました。
そういう小説があってもいいはずだし、逆に新鮮かもしれないし。
やっぱり、自分の感覚を活かして書きたいんですよね。

「これって面白いのかな?」の壁

そしてもう一つ、大きな壁がありました。
それは、自分自身が作り出す壁。
最初は順調に書けていても、だんだんと「ん?これ全然面白くないやん」と投げ出したくなってくるんですよねー。
もしかしたら面白くないと感じるのは自分だけかもしれない。でもその辺り自分では判断のしようがない。おかげで何度も先へ進めなくなりました。

面白いかどうかなんて置いといて、とにかく完成させるのが大事。そんなアドバイスを聞いたことがあり、その通りだなあとは思ってるんです。それでもつい、自分の「面白くないやん」に負けてしまう。ダメですねー。

そういえばエッセイの電子書籍をセルフ出版したときも、原稿の最終チェックをしていたら、「ん?これ全然…」という気持ちになりました。
そのときは何とかネガティブな自分を黙らせましたが、奴は決行手ごわいですね。

新人賞に応募

さてそんな私ですが、先日初めて新人賞に応募しました。
え、自信?ありません!全然ありません、そんなの!!
でも、「とにかく完成させる」というところだけはクリアしましたよ。
いやー、私にしてはすごいよねー。とりあえず自分を褒めておきましょう。

では新人賞に関するあれこれはまた次の記事で。

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