虫嫌いの私が初めてコオロギせんべいを食べた話

1年ぶりに会う友人たちと、食事会をしてきました。
美味しいもの食べたり旅行の計画を話し合ったり、楽しい時間を過ごしたのですが、その中で一つ衝撃的な体験をしたんです。「初めてコオロギせんべいを食べる」という。
私にとってはもう、大きな1歩と言うか何と言うか。結構思い切ったんですよ。
ということでそのときの気持ちをここに記録します。

実は何となく気になっていた

大勢でワーッと盛り上がること。電話をかけること。道を覚えること。すみませんと叫んで助けを求めること。
と私には苦手なことがいろいろあるのですが、その中でも特に苦手なのは何と言っても昆虫と触れ合うこと。
半径3メートル以内にその存在を感じ取るともう冷静ではいられません。普段は出さないようなすごい声でわめいてしまいます。

そんな私の習性を知って、夫はよく昆虫職に関する話題を持ち出してくるんです。「食べてみたら?」と。
それを聞いていると抵抗はあるものの何となく興味がわいてきて。
怖いもの見たさとでも言うのでしょうか、そういうことについてのニュース記事を見つけるとなぜか開いて読んでしまっていたんですよね。
「なるほど、昆虫食の自販機とかあるのか」なんて。
もちろん買いに行って試食するような勇気はありませんでしたが。

無印で発見

だから私にはまだまだ無縁のものと思っていたのですが、ついにそれを手にする時が来たんです。
なぜ手にしたかと言うと、そういう流れになってしまったから。
友人たちと無印のお店でウィンドウショッピングしていて、見つけたんです。コオロギパウダー入りのせんべいを。

「あ、これなみへいまるが食べたかったやつ」と隣にいた夫がすかさず反応。
「食べてみる?話のネタにもなるし」と友人も勧めてくれます。
私は「ええー……」と思いつつも冗談のつもりで「みんなで食べますか」などと言っていたのですが、そうしたら本当にみんなで食べることに。
気が付けばもう後には引けない状況でした。

どんな味がするのか

触るのも怖いようなものを食べるなんて。自分の中に取り込むなんて。
そんな気持ちはあったものの全力でふたをして、せんべいを手に取りました。
海老せんべいのような感触。
よし、大丈夫だ。気合を入れて、口の中に入れました。

さて、味はどうだったのか。
一言で言えば、「海老やん」でした。
何も知らずに手渡されたら、何の疑いもなく海老だと思い込んだはずです。
夫は「ちょっと独特の味」と言っていましたが。

みんなで少しずつ食べた後、「残りは全部持って帰り」と友人がその袋を私に差し出してくれました。
夫と私の次の日のおやつとなったのでした。

地球に優しいおせんべい。
環境問題や食料問題を意識して、こういうものも受け入れていかないと、ですね。
このおせんべいなら、余計なことを想像しさえしなければ食べやすいかな、と感じました。

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