小説新人賞に初めて応募して感じたこと

以前の記事で、小説新人賞に初めて応募したことを書きました。
さて、どんな新人賞だったのか。どんな気持ちで応募したのか。
ちょっと封印しておきたいような話ですが、振り返ってみようと思います。

応募した文学賞

私が応募したのは、「女による女のためのR-18文学賞」です。
なんか名前だけ聞くと成人向け小説の文学賞のようですが、そういうわけではなく、幅広く一般文芸を募集しているということで。
原稿用紙30枚~50枚の短編の募集だったので何とかいけるんじゃないかと思い、挑戦しました。
もちろん短ければ簡単に書けるというわけではないのですが、短いほうが精神的なハードルは下がるんですよね。

小説が形になるまで

ただ本当に応募するかどうか、正直迷いました。
今ならやれると意気込んで、6月ぐらいから小説を書いてきたものの、どれもパッとしない。
ああでもないこうでもない、やっぱりこれはボツ。その繰り返し。
この状態で本当に応募していいのか。やっぱりやめるか。あれこれ考えました。
ほんと、会社を辞めて書くことに専念しようとしている私なのに先が思いやられますねー。

そんな私の様子を見て、友人は言いました。「まさかあきらめるんじゃないだろうね」と。
やってみてダメだったらそれは仕方ないけど、やる前からあきらめるのはもったいないと、ガンガン背中を押してくれます。
そうか、やるしかないか。そんな気持ちになりました。
それでとりあえず、応募する小説は形になりました。
私、アドバイスというものをほとんど聞かないタイプだけど、やっぱりたまにはこうして誰かに力づけてもらわないとダメなののかも……。

原稿用紙換算問題

さあ、これで一安心。と思ったら、原稿の分量に関して一つ問題が。
応募する際に原稿用紙で何枚分なのか示す必要があり、それについて「一応確認しておくか」ぐらいのつもりで調べてみたんです。
すると、私はずっと勘違いしていたことが判明。
原稿用紙30枚~50枚=12000字~20000時だと考えていたのですが、そうではないんですね。
原稿用紙に書けば、改行するときに空白ができる。その空白もカウントしないといけなかったわけです。
危なかった。気づいてよかったと思いながら計算し直したのでした。

無事送信

締め切り1日前、無事原稿を送信し、応募は完了しました。ネットで応募できるので嬉しいですね。
でも自信がない。本当に自信がない。
あんな原稿送らなきゃよかったかなあと軽く後悔。

それでも結果がどうであれ、何もしないよりはよかったんですよね、きっと。挑戦できたことでまた次に進めるエネルギーがわいてきたわけだし。
ということにしておこう。

売れっ子作家は目指せそうにない

なんて言いつつ、作家になっている自分って全然想像できないんですよね。
というのもこの前、YouTubeで売れっ子作家さんが出演されている動画を見たのですが。
いやあ、びっくりしました。
ある1日の様子が紹介されていたのですが、睡眠時間は2時間程度。食事らしい食事をしない。執筆に充てる時間は何と17時間!!
いやいやいや。なんでそんなことできるんですか!
私は売れっ子作家なんて目指せないな、と思いました。

まあこれは極端な例かもしれませんが、のんびり気質の私にどこまでできるのか……。
睡眠時間8時間くらいはほしいし、ご飯だってしっかり食べたいし。ぼーっとする時間なんかも十分に取りたいし。何よりそこまで書けないし。そう、書けないし。
マイペースに、今できることをやる。私にはきっとそれしかないんですよね。

ということで、これからも「マイペースに書く人」として頑張ります。

コメント

カテゴリー

タイトルとURLをコピーしました