私がお出かけするときになくてはならない相棒、それは白杖です。
実は、よく使う白杖君には「ジョージ」と名付けて、かわいがっています♪
ということでこの記事では、そんな薄情について詳しく紹介してみようと思います。
白杖とは
白杖は、身体障害者が安全に歩行するための杖です。
全盲の方だけでなく、弱視の方も白杖を使います。
また視覚障害だけでなく、聴覚障害、肢体不自由の方も使用できます。
視覚障害者が使用するものについては、身体障害者福祉法や福祉用具の分類では「盲人安全杖」という名前になっているのですが、一般的には「白杖」と呼ばれているんですよね。
「白杖」とかいて「はくじょう」です。
ダジャレ好きの方なら、「白杖持ってるのに全然配慮してくれないなんて、そんな薄情な…」とか、「白杖のこと全然知らんやろ、白状しろ」みたいなことを言いたくなるような名前ですよね(^-^)
身体障碍者手帳を持っていれば、補装具として受給することができます。
白杖の役割
視覚障害者が持つ白杖の役割は、主に3つあります。
まず、安全の確保です。身体の前方で白杖を振ることによって、障害物や段差など危険なものから身を守ることができるわけですね♪
2つ目は、歩くときに必要な情報の収集。点字ブロックなど、目印になるものを確認することができるんです♪
そして3つ目は、視覚障害者としてのシンボル。ドライバーや他の歩行者などに、視覚障害者であることを知らせるんですね♪
白杖の種類
白杖には、折りたためないタイプのもの(直杖)と、折りたためるタイプものがあります。
私はどちらも持っていますが、折りたたみ式の白杖は出先で使わないときにしまっておきやすいので便利です。
そしてそれをシャキーンと伸ばすとちょっと感動されます。「すごいなあ、ハイテクやね!」って。
自分がほめられたわけでもないのにちょっとうれしくなります(^-^)
でも壊れやすいというのがデメリットなんだなあ。
折りたためないタイプのものは、とにかく丈夫です。
そして折りたたみ式と違ってつなぎ目がないので、杖から手にしっかりと情報が伝わってきます。
私は人込みの中を歩くときにはこのタイプを使うようにしています。
でも出先で置き場所に困る場合があるというのがデメリットなんですよねー。
必要に応じて、2つのタイプを使い分けるとよさそうです。
白杖と私
小学校1年生のときから盲学校で歩行訓練を受けていましたが、白杖の使い方をマスターするのは大変でした。
白杖を右に振りながら左足を踏み出して、左に振りながら右足を踏み出して、という感じで歩くのですが、最初のうちはうまくいかないんですよね。
右に振りながら右足を出してしまう、という感じになって。
白杖の持ち方や振り方も、なかなか覚えられませんでした。
正しくできるまで何度も持ち方を注意され、振って振って、とにかく振って…(^^;
ほんと、あれは地獄の日々だったな。。。
でもそれを乗り越えて、白杖を使っていろんなところに行けるようになると、いろんな可能性が広がるんですよね。
「もうやだ、白杖嫌い!」と思ったことも何度もあったけど、私にとって大切な存在となっています。
まとめ
今回は、白杖についてのあれこれを紹介してみました。
どんな人が使うものなのか、どんな意味があるのか。そういったことをもっと広く知ってもらえたらうれしいなと思います。
以上、週末のジョージとの遠出を楽しみにしているなみへいまるでした♪
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