全盲の私の生活を手助けしてくれる日常生活用具たち

お家大好きな私が、お家でよく楽しんでいるもの、それはラジオです。
わが家にはテレビがないので、いつもラジオが大活躍なんですよね。ラジオは友達!

実は私の持っているラジオ、「日常生活用具」として購入したもの。テレビの音声も聞くことができ、とても便利なんです。
そしてラジオのほかにも、私が使用している日常生活用具はたくさんあります。
ということで今回は、そんな日常生活用具について紹介します。

日常生活用具給付制度について

日常生活用具とは、障害者が自立した日常生活を送るために必要な用具類のことで、それを購入する際には公費での助成を受けることができます。
この制度は市町村の判断に基づいて実施されているため、市町村によって若干違いがあるようですが、視覚障害者については点字器や拡大読書器などさまざまな品目が対象となっています。
私もずいぶんお世話になっているんですよね。

私が使用している日常生活用具

それでは、私が日常生活用具として給付を受け、購入したものを紹介します。

視覚障害者用地上デジタル放送対応ラジオ

AM/FM放送と地デジのテレビ音声(ワンセグ放送)を聞くことができるラジオを購入しました。
操作ボタンには点字表示があり、操作した内容は音声で読み上げます。

緊急地震速報にも対応しています。本体の電源を切った状態でも、緊急地震速報の信号を受信すると、自動的に電源がはいります。
ただ、その設定をオンしておくと電池がすぐに切れるし(ACアダプタもついているけどあまり使いたくなくて)、受信状況がよくないときは「電波を受信できません」などと急に喋りだして困るので、私はオフにしています。

点字タイプライター

持ち運びのしやすい、小型のタイプライターを購入しました。名前は「テラタイプ」。
さてここで問題です。どうして「テラタイプ」というのでしょうか。
答えは…
実は、「テラシマさんという方がつくられたから」だといわれているんです!
ちょっとびっくりでしょ(^-^)

最近は紙に点字を打つということは少なくなってきていますが、私にとって大切なものです。

視覚障害者用時計

触読式腕時計を購入しました。
見た目は普通の腕時計なのですが、蓋が開くんです。針先と文字盤の目盛りを触ることで時間の確認ができる時計なんです。
私はこれを「麻酔銃」と呼んでいます(^-^)

視覚障害者用拡大読書器

紙に書かれた文字を音声で読み上げ、画面を接続すると大きく表示することができる、音声と拡大表示両用の読書機を購入しました。
今の会社に入社するとき、仕事の関係で書類を確認しなければならないことが多くなるかなと思って買ったたものです。
会社から届いた書類をスキャナー部分に載せ、読み取りキーを押してみると、かなり正確に読んでくれましたよ♪

本も読むことができます。点字・音声化されていない本でもこれを使えば読めるというわけですね。
でも本によっては、レイアウトなどの関係でうまく読めない場合もあるようです。

手書き文書にも対応しています。試してみたことはありませんが、丁寧に書かれたものなら正確に読み取れるようです。

視覚障害者用体重計

私が購入したのは、体重と体脂肪率を音声で教えてくれるもの。
せっかく買ったのに、あんまり利用してません。乗るの怖いもん(^^;
でも健康管理のために大切なものなので、買っておいてよかったかな♪

その他

以前の記事で紹介した点字ディスプレイやデイジー再生機も、日常生活用具として給付を受けたものです。

まとめ

こうして見てみると、私は本当にたくさんの用具の給付を受けているんですね。
点字ディスプレイや音声拡大読書器などは必要だけど値段が高いものなので、ありがたいことです。
今後も大切に使っていかなければと思います。

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