全盲の私とパソコンのお話

私はいつも、パソコンを使って仕事をしています。
このブログも、パソコンを使って書いています。
この記事では、そんな私とパソコンについてのあれこれを紹介してみようと思います。

どうやってパソコンを使っているの?

スクリーンリーダーについて

私は画面を見ることができないので、スクリーンリーダー(画面読み上げソフト」を使用して、その音声を聞きながらパソコンの操作をしています。
この文章も、スクリーンリーダーの音声を聞きながら書いているんですね。

文字入力をするときは、スクリーンリーダーが変換候補の文字の説明をしてくれるんですよ。
例えば「おおさか」と書いて変換キーを押すと、「大小の大 大きい、大阪府の阪」というふうにわかりやすく教えてくれます。
そのおかげで、正しい漢字を使った文章が書けるというわけですね。

まあ私の場合、それでも誤変換満載の文章をつくり上げることは結構あるんですよねー。
せっかく説明してくれてるのにろくに聞きもしないでエンターキーを押してしまうものだから。
ついついやっちゃうんだなあ。気を付けないと。。

私が使用しているスクリーンリーダー

スクリーンリーダーにはさまざまな種類がありますが、私が使用しているのはPC-Talkerというもの。
視覚障害者の間で人気の高いスクリーンリーダーです。

PC-Talkerでは読み上げの音声を5種類の中から選ぶことができるのですが、私が指名しているのはミサキさんとショウ君。そう、ちゃんと名前があるんです♪
ミサキさんは、きれいで聞き取りやすい女性の声。
ショウ君は、ちょっととぼけた感じの男性の声。
どちらも人の声にすごく近いと思います。

不思議な雰囲気を持ったショウ君は、実はテレビ番組でも活躍中なんですよ。
テレビ東京系列のバラエティ番組「モヤモヤさまぁ~ず2」のナレーターやってるんです!
人の声に近いんだけど何か変な感じ。そういうところが番組に合ってるんですよねー。いい味出してます(^^)

さらにさらに、ショウ君はピザハットのCMに出たりもしているんですね。
初めてそのCMを聞いたときはびっくりでした。
いろんなところで彼の声を聞くと、毎日のようにその声を聞いている私としては、「立派になっちゃってー」なんて感動しちゃいますねー。母親のような気持ち(?)が芽生えます。

パソコンを使ってどんなことをしているの?

私が初めて自分のパソコンを持ったのは、高校生のときのこと。
それはもううれしくてうれしくて。世界が一気に開けた感じがしたものです。
基本的な使い方は盲学校で教えてもらっていたので、いろんなことをして遊びましたよ。

高校生の私にとって特に大きかったのは、自宅でインターネットができるようになったこと。
夢中で興味のあることを調べまくり、読書をしまくり…。
「サピエ」というサイトにアクセスすれば、全国の点字図書館にある点字・音声化された本をダウンロードして読むことができるんですよね。
インターネットのおかげで本も気軽に楽しめるようになったわけです。
今もこのサイトにはお世話になりっぱなし。たくさんの本をダウンロードして楽しんでいます。

大人になってからは、ワードやエクセルを使って作業をしたり、テープ起こしをしたりと、仕事の中でもパソコンを活用しています。
パソコンの存在は、私たちの仕事の選択肢も広げてくれたんですね。

そして今、こうしてブログを発信するのにもパソコンが大活躍。
ワードプレスってなかなか大変で、まだまだ全然慣れないんですけどね。
壁にぶつかることもしょっちゅう。
でも、そんなときにはネットで検索してみれば先輩方の情報がいっぱい。
おかげでほとんどの作業は一人でやれていますよー。
「一人でできちゃったー!」と一人で感激して喜んでます♪
いやあ、結構一人でできるものなのかも。
って、「できるものなのかも」と言えるほどできているのかどうかはわかりませんが(^^;

まとめ

パソコンは、私の生活になくてはならないもの。
これからもそれを使って、新しい扉をどんどん開いていけたらいいなと思います。

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