危険かもしれないけれど…

今年は暖冬で雪が少ないそうですね。
だけど今回は雪に関するお話。
ふと思い出したんです。雪のたっぷり積もっている道をみんなで歩いた日のこと。

雪道の思い出

25歳の頃、人間関係について勉強してみようと思い、ある研修に参加しました。
そのときのプログラムの1つに、みんなで雪道を歩くというものがあったんです。

本当にたくさんの雪で、そんな状況に慣れていない私は戸惑うばかりでした。
雪に埋まりながらもなんとか進もうとするのですが、これが結構大変だったんですよね。
楽しかったけどちょっと怖い体験でした。

参加者の中で、視覚障害者は私だけ。
一緒に歩いてくれたみんなはとても優しくて、私を常に気遣ってくれていたようです。転ばないようにと。
その気持ち、本当にうれしかったんです。みんながいてくれてよかったと思いました。

だけどそのメンバーの中で一人だけ、ほかのみんなとはちょっと雰囲気の違う人がいたんですよね。
その人は、私にこんなふうに言ってくれたんです。
「転んだっていいんじゃない?転んだらみんなで雪と戯れて遊べばいいんだから!」。
私はその言葉が一番うれしかった。
その感覚いいな、と思った。

雪道は確かに危ない。何が起きるかわかりません。
だけど、そんな中でも私はみんなで楽しみながら進んでいきたい。多少痛い思いをしたとしても。
だから、「みんなで遊ぼう」という前向きな考え方には感激だったわけです。

危険といえば…

危険かもしれないことでも、やりたいと思ったことなら私はできる限りやろうと思っています。そうすることで可能性は広がっていくんですよね。

先日ミルクフでこんな記事を書いたんです。
なみの全盲ありのままライフ:恐怖のドロップオフ

高校生のときに受けた、「ドロップオフ」という歩行訓練のお話。
たぶん受け取り方がいろいろある記事だと思うので、読者さんにはどんなふうに届くのだろうとちょっとドキドキしながら掲載していただいたのですが…。

この訓練、道に迷ったときを想定して行うもので、結構危険なんですよね。本当はやりたくなかった。
でもこの訓練を経験したことで、かなり自信がついたんです。
もっと外に出ようと思えるようになって、行動範囲を広げることができて。
一人旅したい!なんて考えたりもしました。(まあまだしてないけど)
あえて危険なことに挑戦させてくれた先生には感謝しかありません。
「何かあったら…」と過剰に気にしてしまいがちだけど、何でもやってみようとすることって大事だなあと思った出来事でした。

ちなみにこのミルクフ記事、書くのにかなり時間がかかったんですよねー。
「1月は休みが多いから余裕余裕!」とたかをくくっていたら、全然余裕じゃなかったという…。
でも手をかけた記事だからかわいくてしょうがない。自信作と言ってもいいかも!
…って、言ってみただけです(^^;

コメント

  1. タテシナ より:

    ドロップオフ 怖いですね。雪道は、雪が溶け始めた道が怖いです。翌日には道路が氷でツルツルになってます。

    • namiheimaru より:

      タテシナさん

      そうなんですね。雪が溶け始めた道は歩きにくそうですね。
      タテシナさんはそういったところを歩かれることも多いのでしょうか、お気を付けくださいね。

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