「特別割引用ICカード」について

ポストを確認すると、スルッとKANSAIからハガキが届いていました。「特別割引用ICカード」の継続利用確認に関するものです。
ということで今回は、このカードについて紹介してみようと思います。

特別割引用ICカードって?

特別割引用ICカードは、スルッとKANSAIが発行する、障害者とその介助者のためのプリペイド式ICカード。
関西私鉄やバスを利用する際にこのカードを使うと、障害者割引運賃が適用されます。半額になるんですね。
利用できるのは、スルッとKANSAI協議会に加盟している交通機関(ICカード取扱事業者)。JRは対象外です。

このカードを利用するためには、事前に登録しておく必要があります。
身体障がい者手帳または療育手帳(旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄の区分に「第1種」と記載されているもの)を持っていれば登録できます。

私も関西私鉄をよく利用するので、申し込みました。
駅の窓口で障害者手帳を提示して申請し、説明を受けて、必要な書類を郵送すると申し込み完了。カードが届きました。

届いたカードは2枚。本人用と介助者用です。

1年に1回継続利用確認が必要ですが、それさえ行えば手軽に割引が受けられるので助かります。

その継続利用確認というのは、それほど手間のかかるものではありません。届いたはがきと障害者手帳を持って駅の窓口に行き、ハガキに確認印を押してもらって、それを郵送すればOKです。

利用方法は?

まずはチャージが必要です。駅の券売機やバスの車内で現金をチャージします。
あとは普通に駅の改札機やバスの乗車口リーダにタッチすればOK。

でも、1つ気を付けないといけないことがあります。
このカードを利用するときは、必ず本人用のカードから先にタッチしなければいけないんです。そうしないと改札を通ることができません。
介助者が一人でこのカードを使うなんてことはできないようになってるんですね。
この前ヘルパーさんが先に介助者用のカードをタッチしてしまったのですが、やっぱり通れませんでした。どういうシステムで見抜かれてるんだろう。

このカード、介助者と一緒に利用することが前提になっていますが、電車での長距離移動で一人でも割引が受けられる場合には本人用のカードだけを使うこともできます。
例えば私は去年、近鉄特急で大阪から名古屋まで一人で行きましたが、そのときは本人用カードだけ使いました。何か不思議な感じ。
101km以上乗車すると一人でも半額になるんですね。

それにしても、障害者割引には「介助者が一緒でも一人分の料金で」という意味があるのかなと思うけど、それならどうして長距離移動では一人でも半額になるんだろう。
うれしいけど、どういう意図でそうなったのかちょっと気になります。

利用してみて

割引を受けるために切符を買う、そんな手間がかからないのでこのカードは本当に便利です。
まあ私はカードをタッチするのがどうも苦手で、エラーをよく出すものだから、軽くピンポーン恐怖症になっているというところはありますが…。何か2回タッチしてしまうとかで(^^;

まとめ

2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、交通の障害者割引をIC化するという動きがあるようですね。
関西の特別割引ICカードのようなものを、ぜひぜひ全国に広げていっていただきたいなと思います。

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