生まれつき全盲、そんな私も夢を見る

コブクロのライブに行ってきましたよ。
すごくよかった。楽しかったなあ。思いきり踊って、一緒に歌って。まあ夢の中の話ですけど。
ということで今回は、眠っているときに見る夢についてのお話です。

先天性全盲の私が見る夢

「全盲の人って夢を見るの?」と聞かれることがあるのですが、私も眠っているときには夢を見ます。
といっても、多くの人が見ているものとはちょっと違うかもしれません。
私の夢には映像は出てこないんです。
音や触り心地、においや味が感じられるだけ。
夢の中でも私の目は見えていないままなんですね。

夢というのは頭の中でつくられるもの。そこに登場するのは想像できるものだけ。
だから私の場合、想像できない「見える世界」は夢には出てきません。
でも私の夢だって臨場感はたっぷりですよ。楽しい夢はすごく楽しいし、怖い夢は相当怖いんだから(TT)

私がつい最近見た夢

さて、ライブに行ったという夢ですが、これは私がつい最近見てよく覚えているものです。
盲学校時代の同級生二人に突然呼び出されて、どこに行くのかもわからないままついていったら、到着したのはライブ会場だった、というストーリー。
チケットが余っていたからと誘ってくれたようなのですが、うれしくなった私は、ノリノリでライブに参加したんですよね。
ちなみに現実の世界では、コブクロのライブに行ったことはありません。

この夢のライブ、楽しかったんだけど…
残念ながらちょっと迫力に欠けるようで、違和感があったところも。
私の想像力のなさですね。悲しい。

そしてもちろんこのときも私の目は見えていないので、コブクロの姿を見ることはできませんでした。
でも初めて行ったライブ会場で、私は一人で自由自在に動き回っていたんですよね。
「見える」ということは想像できなくても、一人で好きなように移動するということは常に思い描いているんですね、きっと。

それにしても、どうしてこんな夢を見たんだろう。
このメンバーでコブクロのライブに行く。実際には絶対ありえないようなシチュエーションです。

でも同級生二人が出てきたのは、それほど不思議なことではないような気もします。最近盲学校のエッセイを書いていて、二人のことを思い出していたから。
それに盲学校関連の夢って結構見るんですよねー。たいていは「やばいやばい、宿題やってない」と慌てている夢なんですが(^^;
やっぱり盲学校は長い間過ごした場所なので、私にとって大きな意味を持つものになっているのかもしれません。

まとめ

さあ、この記事をアップしたらもう眠りにつく時間。
きょうはいい夢見られるかなあ♪

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