電子書籍出版関連で利用したサービスなど紹介してみます

前回の記事
どうして本を出そうと思ったのか、なんてことをゆるく書いてみる
の続きです。

商業出版を目指していたけどうまくいかず、電子書籍セルフ出版へと方向転換した私。
どんなサービスを使って、どんなふうに出版したのか。
今回からそんなお話をしてみようと思います。
出版に興味があるという方、少なくないのではないでしょうか。少しでも参考にしていただけたらうれしいです。

KDPなら誰でも出版できる!

できるだけお金はかけたくない。でも出版は実現させたい。
そう考えていた私が選んだのは、AmazonのKDP(Kindle Direct Publishing)というサービス。
これすごいんですよ。
原稿ファイルと表紙画像ファイル、そしてAmazonアカウントさえあれば、誰でも電子書籍を出版できるんです。
お金は一切かかりません。0円ですよ奥さん!
これなら私でもできそう。ということで挑戦してみることにしました。

原稿の見直しは大切

本を作るとなると、まず重要なのは原稿です。
ミルクフで公開したエッセイの中からいくつか選び、加筆修正。
そして未公開作品の執筆。
3ヶ月ほどかけて行いました。

「せっかくだから未公開作品をたくさん載せたいよね」ということで、結構頑張ったんですよー。私にしては。
でもつくづく感じましたね。私って原稿書くの遅いなあと。
「書くのが好き」「書くことならできる」みたいなことをよく言ってるけど、あんまり言わないほうがいいような気がする…(^^;

原稿がすべてそろったら、今度は誤字脱字などのチェック。
セルフ出版だから、そういうのも全部自分でやるしかないんですよね。
編集長にも協力してもらって、丁寧に見直しました。

間違いがないようにというのは普段から意識してるし、まあそれほど直すところはないだろうと軽く考えていたのですが、甘かった!甘々だった!!
見落としていた誤字脱字がどんどん出てくる。
「ここはわかりにくい」「この表現は日本語としていかがなものか」みたいに指摘されたところも結構あり…。私のガラスハートはブレーク寸前。
もちろんそんなふうに意見をくれる人の存在はありがたいのですが。

というわけで、私にとっては嫌な作業でした。でも見直しって大切ですね。いい本を作るためには。

手間取った電子書籍ファイル作成

原稿の修正が終わったら、次は電子書籍ファイルへの変換です。
そのときに私が利用したのは、でんでんコンバーターというwebサービス。
テキストファイルや画像ファイルをアップロードすると、簡単に電子書籍用のファイル形式(EPUB)に変換できるというものです。

使い方は簡単。
まず、テキストファイルの原稿に「でんでんマークダウン」という記号を追記します。これは見た目を整えるためのものです。
例えば見出しの前後には「###」を入れるとか、改ページしたい部分には「===」を入れるとか、そんな感じで書けばOK。
そして、そのテキストファイルと必要な画像ファイルをアップロードして、タイトルなどの情報を入力して変換ボタンを押すと、EPUBファイルの出来上がり。
最初は使い方がうまくつかめなくて苦戦したけど、複雑な作業ではないので私1人でも問題なくできました。

ただ、出来上がったEPUBファイルを目で見ることは私にはできないわけで。
レイアウトがどうなっているのか、画像はちゃんと入っているのかなど、編集長に確認をお願いしました。
いやー。。このあたりが思いのほか難航したんですよねー。。

まず指摘されたのが、「画像のサイズが大きすぎる」ということ。
これは困りました。
小さくすればいいというのは理解できるけど、じゃあどれくらいのサイズにすればいいのか。そんなのわからん。。。

とりあえずネットで検索してみました。何か参考になる書き込みはないかと。
そうしたら、「最適サイズは水平方向600ピクセル」という情報を発見。
本当にそれで大丈夫なのかどうかはわからないけど、その通りにしてみることに。

編集長に再び確認してもらいました。
これでダメだったらどうしようかとヒヤヒヤしましたが、「まあいいんじゃないでしょうか」とのこと。ほっとしました。

ところが。それだけでは終わらず。。
レイアウトの問題とかチェックし切れてなかった誤字脱字とか出てきて、何度も修正することに。
9月25日に出そうと決めたのに、このままでは間に合わないかもと落ち着かない気分になるほどでした。
無事原稿が完成したときの感動と言ったらありません。このときばかりは「私頑張った」と自分をたたえましたよ。

ということで、今回は原稿に関するお話でした。
表紙の作成についてはまた次回。
ではでは~♪

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