カンブリア宮殿「サイボウズ」感想

テレビ東京系列で放送中の番組『カンブリア宮殿』を見ました。
今回は「サイボウズ」という会社が取り上げられているということで、興味があって。
夫が「テレビ東京ビジネスオンデマンド」というサービスを利用しているので、スマホで見られるんですよね。便利です。

ってことで、その番組の感想を書いてみようと思います。

自分の働き方ができる会社

サイボウズさん、10年も前からテレワークを導入している会社なんですよね。
10年前と言えば、私なんてテレワークのテの字も聞いたことなかったような気がしますが。

で、サイボウズさんは、そのテレワークに必要なグループウェアなどを作っている会社。
グループウェアというのは、社長によると「巨大なホワイトボード」なんだそうです。
(村上龍さんにはわかりにくい説明だったようですが)

この会社の魅力的なところは、一人一人が自分の働き方を決められるというところ。
例えば、「朝が弱いので出社は午後から」というのもありなんだそう。
副業を持っている人もたくさんいるし、サイボウズの仕事が副業だという人も。
働き方を決めていいと言われたら、私はちょっと戸惑うかもしれないけど…
ほかにやりたいことがあればそっちを優先するときがあってもOK、というのはいいなあと思いました。

傾聴が大事

私にとって特に印象的だったのは、この会社が大きく変化していった経緯です。
この会社、「いい会社」としてなじみがあったのですが、最初からいい会社だったわけではなかったんですね。
離職率28%というブラック企業だったのだそう。意外でした。

その状況の中で社長がどう考えたか。はい、ここがポイントです!
自分と社員とでは考え方が違うのではないか。そう気づいた社長は、社員の話をとことん聞くことにしたんですね。一人一人と雑談して。
そうすることで、社員の本音が見えてきたのだとか。

話を聞く。しっかり傾聴する。これって大切なことですよね。
だけど難しいこと。
話を聞かない人って結構いますよねー。基本的にみんな自分が喋りたいから。
あんまり喋らないと言われる私でさえ、やっぱり基本は喋りたい。
(私、喋るときは結構喋るようで…。長電話の最高記録は10時間だったりします)
自分の考えを伝えることばかりに重点を置いてしまいがちです。

私も大学時代に社会福祉を専攻していたので、「傾聴」についてはしっかり勉強したつもりなのですが…
自分の意見をはさもうとしたり、先入観を持って聞いてしまったりしている自分に気づくことがよくあります。
本当の意味での傾聴ってエネルギーが要るんですよね。
サイボウズは、その傾聴が実践されたことで「いい会社」へと変わっていったわけです。

自分と違う考えを持っている人がいる。それは当たり前のこと。
もちろん自分がその考えに合わせなければいけないということではないけれど、「そういう考えもあるんだな」って受け入れることが大切なんだと思います。
「受け入れてもらえる」と思ったら、ちょっとわがままかもしれないようなことだって言える。
それがプラスの変化につながるんですよね。

番組を見て、サイボウズさんはやっぱり「いい会社」なんだなと感じました。
社員が働きやすいと感じる会社はきっと伸びますよね。
これからも応援していきたいなと思ってます。

コメント

  1. ミルクフの中の人 より:

    サイボウズって全盲の社員さんがいるよね。
    その話題かなぁと思ったら傾聴の話だったんだ。
    ひとりひとりの社員さんの話をちゃんと聞いてくれる社長って素晴らしいなぁ。

    • なみへいまる より:

      ミルクフの中の人さん
      全盲の社員さん、いるみたいですねー。詳しく知っているわけではないのであえて触れなかったのですが。
      こういう会社なら、全盲でも働きやすそうですよね。

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