マトリョミン映像作品参加の思い出

マトリョミン マトリョミン

マトリョミンという楽器を習っています。
どんな楽器なのかについてはこちらの記事をご覧ください。
マトリョミンという不思議な楽器を始めてみた
前回のマトリョミン記事では、初めてコンサートに出演させていただいたときのことを書きました。
マトリョミンコンサートデビューの思い出
今回は、その次にやってきた大きなイベント、「映像収録」に関するお話です。

激しく迷う

コンサートの次に私を待っていたのは、映像作品への参加という貴重な機会でした。
 演奏が、映像として残るんですよ。私の苦手な「見た目」がものすごーく重要になってくるわけですね。
それでもどういうわけか、先生は私にも声をかけてくれたんです。

私、激しく迷いました。
もう大きなイベントに参加することはないだろうと思っていたし、本番まであまり時間もなかったし、やっぱり何より見た目が心配だったから。

その頃、マトリョミンの持ち方問題に悩まされていたんですよね。
私が楽器を持つと、どうしても傾いてしまうんです。
結局その問題はいつの間にか解決したようなのですが、当時の私はすごく困っていました。
教室でみんなからいろいろとアドバイスをいただいたのに、うまくいかないままだったんですよね。

そんな私が映像に参加何て、大丈夫なのか。。
自分の中で会議を開き、あれこれ話し合いました。
でも最初から、心の奥では答えが決まっていたんですよねー(^^)
というわけで、早速参加するために動き出すことにしたのでした。

初めて出会う曲に挑戦

それまで練習してきた曲は『Amazing Grace』や『ちいさい秋みつけた』など、知っている曲ばかりで比較的楽だったのですが、このときは違いました。
映像収録で演奏する曲は、初めて耳にする曲だったのです。

まず、「覚える」という作業が必要になりました。ここで私はちょっと焦ります。
それほど長い曲ではないので、覚えられないということはなさそうだったのですが、このところ記憶力低下気味だったもので。。
(昔はちょっぴり記憶力に自信があったのに、人の名前なんかもなかなか覚えられなくなってきているのを自覚してまして(^^;)
練習できる期間は1ヶ月余り。
短い時間ではあったけど、気合を入れて何度も聞いて頭に叩き込むことにしました。

でも問題は、覚えてからです。
「ここは淡い感じで、ここはオペラのようなイメージで」と、表現の仕方についても意識する必要があるんですね。
私の頭の中はクエスチョンでいっぱい。。。
「本当にこれでいいのかな?」という感じ。
それでも何とか先生から出される指示を自分なりに理解し、きれいな演奏ができるように心がけました。

収録当日

本番の日。
コンサートとはまた違った緊張感の中、30人くらいで演奏しました。
ここでも初めてのことばかりで、付いていけるのかどうかがまず心配だったんですよね。
でもヘルパーさんや周りの方がサポートしてくれて、本当に助かりました。
私の演奏はどうだったかというと…
うまくいきました。うん、そう信じる。

見た目には相当気を付けたつもりです。
「口角を上げて」と念を押されたので、「口角、口角」と常に意識していました。意識しすぎて変な顔になったんじゃないかと思うくらい(-_-;
どんなふうに見えるものなのか、自分自身で確認することはできないけれど、皆さんすてきな方々だしすてきな演奏だったので、きっとすてきな作品になっているんだろうな♪

収録を終えて

また1つ、よい経験をさせていただきました。
自分がここにいるなんて何かの間違いじゃないかとも思ったけど、それでもそんな貴重な場に参加できたというのはとてもうれしいことでした。
こうして新しい扉を開けば開くほど、また次のステップに進みたくなってくるから不思議です。

次は、私にとって初めての演奏法に挑戦することになります。

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