同行援護というサービスについて利用者の立場から紹介

全盲の私が外出するときは、家族や友人と一緒にということもあれば、慣れた場所なら単独でということもあります。
そして「同行援護」というサービスを利用して、ヘルパーさんにサポートをお願いすることもあります。
この記事では、その同行援護というサービスについて、利用者の立場から紹介します。

同行援護とは

同行援護とは、移動に困難のある視覚障害者に対して、外出の際に同行し、移動に必要な情報の提供や移動の援護、代読や代筆などを行うというサービスです。
従来視覚障害者の外出時の支援は、市町村において実施内容が決められる「移動支援事業」として行われていたため、地域間の格差が問題となっていたんです。
そこで2011年10月に同行援護が創設され、国の制度として全国的に同じルールで実施される事業となりました。
それでも事業所数の不足などによって地域格差が生じることはあるようですが…。
同行援護は、通院や買い物、社会参加や余暇活動の際に利用できるサービスです。
通勤や、営業活動等の経済活動に係る外出、通年かつ長期にわたる外出及び社会通念上適当でない外出については認められません。

同行援護を利用した感想

このサービスには、いつも本当に助けられています。
今お世話になっている事業所に登録したのは、私が大阪に出てきて夫と暮らし始めたばかりの頃。
必要性は感じていましたが、最初は何となく気を使うようで、あまり積極的にこのサービスを利用したいとは思えなかったんですよね。
というのも私、自慢じゃないけどコミュニケーションが絶望的なほど苦手でして…(^^;
ヘルパーさんとお出かけするって何かハードルが高い気がしていたんです。
そんな私でしたが、すてきなヘルパーさんたちと出会うことができて、考え方が変わっていきました。
今ではヘルパーさんとのお出かけがもう楽しくて楽しくて!
最近は、習い事のマトリョミン関連で利用させていただくことが多くなりました。
コンサートに出演することもあり、その準備などが大変なのですが、ヘルパーさんがいろいろとサポートしてくれて助かっています。
それから、新しいお店を開拓したいときにもヘルパーさんにお願いしています。
そういうときってヘルパーさんが一緒だと心強いんですよね♪
やっぱりね、初めてのお店って緊張するし、ちょっと気合を入れて行かないといけない感じがするじゃないですかー。って私だけかな??
歩きながら、周りにどんなものが見えるのかを教えてもらえたりするのもありがたいですね。
「ああ、こんなところにこんなお店があったのかー」なんて発見があるから。
それでまた行きたいところが増えて、私の世界が広がっていくんですよね。
緊急事態が発生したときにも、事業所にお願いすると快く助けてくださいました。
例えば夫が突然入院することになったとき。
必要な買い物をしたり病院に行ったりといろいろバタバタしたけど、何かとサポートしていただいて、とても安心できたことを覚えています。

まとめ

同行援護のおかげで、私の行動範囲は大きく広がっています。
私にとってなくてはならないサービスです。
事業所の皆さんやヘルパーさんには、本当に感謝感謝の日々です。
これからも、もっといろんなところに出かけてみようと計画中。
せっかく大阪に住んでるんだし、もっと大阪を満喫しないとね(^O^)
さあ、今度はどこに行こうかな♪

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