「私はできる」と自分に魔法をかけた日

先日こんな記事書きました。

なみの全盲ありのままライフ:私できる人!

この記事で伝えたかったのは、「私何もできないように見られるけど、結構できるよ!」ということ。
自信のなさに自信がある私はめったにそういうこと言わないんですが、頑張って「できるアピール」をしてみたんですよー。
あんまりストレートに表現するのはどうかとも思ったけど、やっぱりストレートにしか書けなかった。そんな、恥ずかしい自信作となっております♪

さて、その記事を書いていて、思い出したことがあるんです。
今回はそのことをお話しします。

思い出したのはピアカウンセリング講座

「ピアカウンセリング」というものに興味があったので、それについて勉強しようと思い、講座を受けたことがあるんです。

ピアカウンセリングというのは、同じ背景を持つ仲間同氏で行うカウンセリングのこと。私の場合は障害者同氏で、ということになるわけですね。

講座で聞いた話によると、ピアカウンセリングの目的は三つ。
「自己信頼の回復」「人間関係の再構築」「社会変革」なんだとか。
要するに、「自分の思いを語って、それを受け入れてもらうことで自分を好きになって、人のことも好きになって、みんなとつながって、社会を変えられるような行動を起こそうぜ!」みたいなことじゃないかなあと私は理解しています。

講座では、二人組になって決められた時間を対等に分け合い、話を聞き合いました。カウンセラー役とクライアント役を交代するわけです。
そんなことを何度かくり返していると、確かに「受け入れられてる!」という感覚を味わうことができたんですよね。
自分のこともみんなのことも信頼できる雰囲気がありました。

みんなの前で宣言

その講座の最後に学んだのが、「コミットメント(宣言)」。
自分のこともみんなのことも好きになったところで、将来自分がどんなことをしていきたいのかを考えて、一人ひとり宣言するんです。「私はできる!○○ができる!」って。その理由もちゃんと説明します。
一人が宣言すると、周りのみんなは「できるできる!」と応援するんですね。
想像していただけますかねー、何とも言えない光景なんですよねーこれが。

そのとき私は何を言ったんだっけな。何か「世界の視覚障害者福祉に貢献する」みたいな大きなことを言ったような…。
とにかくできそうもないことを張り切って宣言しちゃったわけです(まあ言うのはタダだし)。
これがたまらなく恥ずかしい。でも宣言してみたら本当にできそうな気がしてくるから不思議。

だから「できる!」って言ってみる

冒頭の記事では、しつこいくらいに「私できる人」を連発してしまいました。
それはもちろん、多くの人にそのことを伝えたかったから。
だけどたぶん、それだけではなかった。
自信をなくしがちな自分に、「できるできる」って言ってあげたくなったんだと思います。

子どもの頃の私は、自分でも「私は何もできないんじゃないか」と思っていました。
将来ちゃんと生きていけるんだろうかと、何かと心配でした。
それでも私、今はなんとかやれている。運がよかったからというのが大きいかもしれないけれど、できることは増えているはず。
できると思えばきっと、できることは広がっていくんですよね。

さてさて、そんな私ですが。
このブログを始めて、今日で1年。
相変わらず成長してないブログで困ったものですが…
書いている私自身は、ちょっとだけ進化してる……
かな。

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